Casual Duel Monomaniac

カジュアル遊戯王の多様性を探究しています。また『デュエルラボ』として動画・非公式アプリケーションツール製作に携わっているフリをしています(詳細はリンクからお願いします)。屁理屈が好きです。

Empty yarn #1

※本記事は一個人の思考のみに依存した与太話です。カジュアルな気持ちでお読みいただければ幸いです。

 

 

 

 

決闘者の魂であるデッキ。

 

 

その魂の小宇宙において

一際輝く星を見たことはないだろうか。

 

 

時に一騎当千の力を持って勝利への道を開き

時に快刀乱麻を断つがごとく鮮やかに窮地を脱す。

 

 

僕等はその圧倒的な輝きと存在感を持つ星に対して敬意を抱き

 

度々彼等を「エースモンスター」と称する。

 

 

 

「エースモンスター」という輝きに魅了された決闘者を、僕等は幾度となく目の当たりにしてきた。

 

決闘の最中は勿論、デッキ構築の段階から常に彼等の降臨と活躍に期待し、果てにはそのモンスターを顕現させることを最大の目的としたデッキを考案した決闘者も少なくないだろう。

 

 

 

 

ではなぜ

 

僕等はこんなにも「エースモンスター」に魅了されるのだろうか。

 

他の追随を許さぬ規格外の数値。

他に類を見ない特別な能力。

他を圧倒する美麗な姿。

 

僕等が「エースモンスター」に執着する理由はどこにあるのだろうか。

 

 

 

 

時に僕等人間は

 

誰もが自分の人生という名も無き小さな物語の主人公として

精一杯自分自身を表現し

僅かでも他の物語へ影響を与えるべく足掻き続けている。

 

それは苦難の連続であり

むしろ成功を得ることの方が圧倒的に少なくて

 

しかし僕等は決して諦めず

僅かな可能性があればそれを現実に変えるために

たった一度でも栄光を掴むために

 常に主人公として前進し続ける必要がある。

 

それこそがコミュニケーションであり

それこそが共存の本質だ。

 

 

 

 

もしかすると僕等は

 

同じことを「エースモンスター」に期待しているのではないだろうか。

 

 

決闘という小さな物語同士の衝突の場で

相手に自分を表現したい

相手の本質を理解したい

そんな思いを「エースモンスター」に委ねているのではないだろうか。

 

 

決闘というコミュニケーションの中に存在できない自分の代わりの自分

プロフィールであり全力であり本質

 

それが「エースモンスター」なのではないだろうか。

 

 

 

決闘は偶然で衝動で刹那的で

それを一期一会で終わらせないために

自分自身を精一杯表現する。

 

 

一つは知恵を集約し思考を物質化した証に

一つは出会えた相手への感謝と親睦の証に

一つは自分が主人公であり続ける証に

 

 

自ら選び抜いた分身に想いを込めて。

 

 

その青、過去の贄を忘れぬ覚悟

その紫、互いの意志を崩さぬ尊重

その白、数多の心を束ねし調和

その黒、相違の相似を重ねし発展

 

 

小さな主人公を背負う「エースモンスター」に己が全てを託し

 

 

僕等は決して歩みを止めない。

 

 

 

 

 

さあ、エンターテイメントを始めよう。